2012年度会長方針

日創研姫路経営研究会 2012年度 会長方針
会長 赤鹿 保生

「“風”を起こそう、この街に」

はじめに
3月11日(金)に発生した宮城県三陸沖を震源とする東日本大震災。
観測史上最大の大地震と大津波そして原発危機。昭和20年の敗戦以来の国難の襲来です。
未曾有の大災害に、多くの街が津波に飲み込まれ、1万5千以上もの人々が尊い命を失いました。
未だ4千人を超す方々が行方不明のままで、被災地では日常生活の取り戻す事さえ遠い道のです。政府の復興対策も混迷を極め、もはや国家のビジョンでさえ明確に出来ない状況に陥っております。想像を絶する大自然の猛威に対して人間がいかに無力であるという事を改めて思い知らされました。それは同時に人間が予想を越えた状況や現実に遭遇した際の意思決定の難しさを物語っております。
「人間は本来、強いものだと思う。」松下幸之助翁は、人間が持つ潜在的な強さを唱えておられます。
日創研経営研究会は、田舞本部会長の指揮の下、すぐさま街頭募金や緊急物資の調達など組織的な活動により、僅か1ヶ月余りで目標5,000万円を遥かに超す7,500万円を日本赤十字社へ寄付する事が出来ました。図らずも社会貢献に対する即応性を、組織力によって立証する事となりました。
企業も経営研究会も一致団結し、人間の持つ本来の強さを立証し、様々な困難と共に立ち向かわなくてはならないと思います。
兵庫を拠点とする我々中小企業経営者にとっても、自社の経営の原点に立ち返り、あらゆる変化に対応し、且つ社会の役に立つ企業経営を実践しなければならないと確信いたします。
本年度、下記に掲げる5つの活動方針の下、地元姫路・播磨エリアの会員企業の業績向上を通して、地域に貢献することで我が国の復興に役立つ団体を目指します。

方針1)「組織力を活かし、組織で学ぶ」委員会主役の運営をする。
方針2)「目指そう!“ひとが輝く晴れの場づくり”」
方針3)「同志を増やす仲間づくり」会員拡大と広報で組織のブランディング。
方針4)「磨け、我社の組織力!」成功企業から学ぶ。
方針5)戦略志向でオンリーワン企業を目指す。
方針6)公式教材を活用し、ありがとう溢れる社風をつくる。
*定量目標①:例会の平均出席率:70%
*定量目標②:会員拡大人数:20名

1.「組織力を活かし、組織で学ぶ」委員会主役の運営をする。

日創研経営研究会の魅力は、同じ理念と志を持った仲間同志が、会長の年度方針に則って各委員長が目標を設定し、その目標に向かって組織力を活かし努力し合い、そのプロセスから多くを学ぶところにあると思います。事業計画(Plan)から目標に向かってメンバー同士が持てる資源を出し合い、事業実施(Do)、そして実施後、効率性や効果性を事業報告(Check)を通して検証し、次回への改善(Action)に活かす、この一連のPDCAサイクルを実際の企業活動以外で実施できるトレーニングの場(OFFJT)といえます。
一方、多くの会員にとって一番身近な組織の最小単位は「委員会」です。それ故に委員会活動の充実こそが、会員の方々にとって帰属意識を感じるフィールドで、組織力を左右する大きな要因といえます。明確な目的意識と的確な役割分担、そこから生まれるチームワーク、それこそがこの組織の原動力であり、充実した事業構築の裏には、充実した委員会メンバー同士の絆があるのです。強い組織には、必ず強い委員会組織が必要なのです。それはまさしく企業の社長力、管理力、現場力による三位一体の重要性と全く同じです。
本年度日創研姫路経営研究会は、委員会運営を重視した“三位一体の組織運営”により、例会出席率70%以上の活性化組織を目指します。

2.「目指そう!“ひとが輝く晴れの場づくり”」

世の中には素晴らしく活性化された企業や団体が沢山あります。それらに共通するのは、個人や部門の活躍を見える化する仕組みと、それを称える“場”がある事です。
多くの企業や団体はこれを仕組み化し、個人の潜在意識を更に引き出すことに成功しています。活性化した組織には、“ひと(個人)”が輝き、それを称える“晴れの場”があります。それぞれの努力や工夫が認められ、頑張ったひとに心からの拍手と賞賛を送る。そこには暖かい空気が流れゆくのです。それを契機に更なる工夫や改善が生まれ、それが次のリーダーが生まれるきっかけになります。“ひとが輝く晴れの場づくり”により、更に活性化された組織の循環が生まれるのです。
本年度、姫路経営研究会は様々な活性化の仕組みを構築し、魅力ある組織づくりを提案します。

3.「同志を増やす仲間づくり」会員拡大と広報で、組織をブランディングする。

姫路・播磨エリアにとって、まだまだ知名度の低い日創研経営研究会。
我々の会の魅力を発信するためにも、この理念に賛同する同志の存在は必要不可欠であると考えます。「人は、人によって磨かれる」というように、多くの人々が集まる組織には、自然と素晴らしい精鋭が生まれ、その中で更に磨かれるという好循環が常に繰り返されるのです。この姫路経営研究会を量的拡大しながら内面的充実を図る。それには会員拡大の仕組みや広報戦略が必要です。
本年度日創研姫路経営研究会は、会員拡大と広報戦略を通して組織のブランディングを行い、会の存在意義を高めてまいります。

4.「磨け、我社の組織力!」成功企業から学ぶ。

「外部環境の悪化により、業績低下…。」どこにでもある話です。
平成22年10月に国税庁より発表された法人の申告実態では、赤字企業の割合はついに75%に上りました。(申告件数278万件)まさに異常な事態です。もはや同業種でもその明暗はハッキリとついております。業績の良い企業には必ずその理由があります。他社には無い独自の強みがあるのです。自社の強みを仕組み化しておられる企業が、この時代にもっとも強い企業であると思います。独自の技術やノウハウはすぐには真似することは出来なくても、その人材育成の考え方や手法に関しては、積極的にベンチマークすべきだと考えます。社長と社員さんとの絆を深める面談や、評価や給与の仕組みなど、社員さんのやる気を高め、機能体組織になるための研究をしようではありませんか。
本年度日創研姫路経営研究会は、企業の骨組みである組織力強化の人材育成の研究に取り組みます。

5.戦略志向でオンリーワン企業を目指す。

私自身がこの日創研経営研究会に入会した当初、最初に勉強になったのは自社の経営計画書を多くの会員の前で発表し、温かくも厳しい意見や質問を頂いたことです。世の中の企業経営者の大半は、自社の経営計画書の作成や、客観的な評価を受ける機会を持ち合わしておりません。仲間同士でその内容をオープンに発表しながら意見を出し合い学びあう団体は他になく、日創研経営研究会にしかない素晴らしい魅力です。「共に学び共に栄える」共通理念があるからこそ、互いに真摯な姿勢で向き合え、学びが深いのです。
自社の将来ビジョンを見据え、中期・単年度の経営計画を、社長ひとりではなく多くの社員さんから様々な意見を出し合いつくり上げます。また、他業種の戦略から多くを学び、自社の計画に活かすことで、オンリーワン企業を目指すきっかけになる場を提供いたします。
本年度日創研姫路経営研究会は、戦略志向を重視した“三位一体の戦略志向”を学びます。

6.公式教材を活用し、ありがとう溢れる社風をつくる。

日創研経営研究会には、「月刊理念と経営」という公式教材があります。その出版元であるコスモ出版が主催する「理念と経営・経営者の会」という組織があります。わが姫路・播磨エリアにおいても、多数の「同・経営者の会」が独自の勉強会を開催しておりますが、経営研究会とは別組織ゆえ、その相乗効果は生まれていないのが現状です。それ故、本誌の購読企業向けに普及している「社内勉強会」も本会ではまだ普及しているとは言えない状況です。社員さん同士が、本誌の企業事例を通して、自主的に自社の環境改善や社風向上を議論する場を提供する事は、企業の活性化のみならず、経営者と社員さんの相互理解によって感謝力が高まり、組織の活性化に繋がるのです。会員企業への「社内勉強会」導入の促進と普及を通して、ありがとう溢れる社風が醸成できる事と確信しております。
本年度日創研姫路経営研究会は、両組織の相乗効果を高めて、自社の社風改善の具体策を提案いたします。

おわりに
2012年度の日創研姫路経営研究会は、設立1年目として組織の土台づくりを中心に運営したいと思います。個々のメンバーが立場と役割を認識し、機能してはじめて組織力が生まれると思います。
「扇風機」に例えるならば、土台や軸、基盤、羽根、モーター、配線、電力など全てが機能してはじめて“風”が起こるのです。この一連の動作を機能させるプラットフォームを確立し、地元姫路・播磨エリアで“小さな風”を起こしたいと思います。“小さな風”はやがてうねりとなって、大きな風に成長していきます。「共に学び、共に栄える」という理念を運動に変え、自らの企業の活性化を通して、“風”をおこす組織となり、この街(姫路・播磨エリア)の活性化に貢献したいと思います。
「“風”を起こそう、この街に」
私は初年度会長として皆様の先頭に立ち、“風を起こす源”になる所存です。
会員の皆様のご支援、ご賛同を心よりお願い申し上げます。

 



会長 赤鹿 保生


事務局長 喜多村 泰三


副会長 城 伸幸


副会長 藤井 一博


総務委員長 上田 文雄


経営理念委員長 玉田 尚之


経営戦略委員長 辻本 丞司


リーダーシップ委員長 桑田 一成


拡大広報委員長 河崎 廣信