大きな志を持った47名の方々により日創研姫路経営研究会が設立されてから10年、設立当初は東日本大震災後で未曽有の危機がありましたが、姫路経営研究会の会員の皆様が「共に学び共に栄える」という一つの理念を運動に変え、我がまちの活性化組織として風を起こし続けたことで、姫路経営研究会は今日まで82名の同志を有する会へと成長してまいりました。そして10年が経った今、新型コロナウィルスの感染拡大によって外部環境が地球規模で激動し、また大きな危機に直面しています。
危機に直面している今だからこそ、私たちはこれからの10年を見据えてさらに学び続け、ピンチをチャンスに変え、経営革新を成し遂げ目標実現にコミットメントする強い経営者へと成長していく必要があると考えます。そのためには、大きく革新した可能思考メソッドや本部研修を受講することで、新たな気づきと学びを通して志を更に強化していきたいと思います。
「何のためにこの命を使うのか」「何のために経営するのか」「何のために経営研究会で学ぶのか」志高く強い経営者が集い学び続け、自己の成長と自社の発展を通して我がまち播磨・但馬地域に貢献する組織。それが、私が目指す日創研姫路経営研究会の組織像です。
本年度、田舞本部会長方針である「経営の原点に戻る・いま仲間の為に何ができるか」を実践するために、次の6つの活動方針の下、リハーサル体験を通して互いに切磋琢磨して高め合い、強靭で広く支持されるグリットカンパニーを創り、模範となる強い経営者が集う組織を目指します。
日創研姫路経営研究会 会長松 本 彩 稔
委員会運営は、姫路経営研究会全体の縮図であり、人事マネジメントにおける最大のトレーニングの場であります。会長方針に則って各委員長が目標設定し、その目標達成に向かってPDCAサイクルを回し、管理力・現場力を最大限に発揮して組織を活性化していく。各委員会の活性化が、姫路経営研究会全体の活性化に繋がるのです。出席率と研修受講率が高く互いに承認し切磋琢磨する委員会の充実こそが、姫路経営研究会をTM機能が高く強い組織へと押し上げていくと確信いたします。
このトレーニングの場で起きることは、自社でも必ず起きると言っても過言ではありません。
全員が可能思考メソッドを修了した各委員会で、研修での学びを共有し互いを高め合うからこそ、組織運営や目標実現のリハーサルとなり自社や自身の目標実現に向けた大きな自信となる事と考えます。
目標実現は、決して一人の力で成し遂げられるものではありません。自分を支えてくださるサクセスパートナー(協力者)の支援があるからこそ、目標実現へと近づいていきます。経営研究会の会員も私たちにとって大切なサクセスパートナーです。成功を左右するサクセスパートナー(仲間)と共に成功する以外、私たち個々の成功はありえません。つまり「共に勝つ」です。
会員全員が可能思考メソッドを修了することで、自分の強みや弱み・可能性を自己認識し、自己効力感を高め、目標を実現させる強い経営者集団となっていきたいと考えます。
所属委員会の架け橋となって会員の帰属意識を高め、また新たな仲間と共に学ぶ機会を創造していくことで、組織力強化をしていきましょう。
私たち会員は、それぞれが自分の人生を経営している経営者であり、また会社を経営する経営者として、「可能思考能力」と同時に「経営感覚」を持った仕事の仕方を身につけ、「ありがとう」と言われる生き方を目指しています。自身の「職業観」「人生観」「人間観」にさらに磨きをかけ、自身の人生三観を確立し、社員やお客様に「ありがとう」を与え続ける経営者に成長していきましょう。
そして、周りの模範となる経営者となり自社を発展させるためにも、「13の徳目」と毎月送付される「月刊誌 理念と経営」を社内外で最大限に活用実践することで、自己の成長と導入率全国1位を目指します。
経営者(リーダー)の必要なスキルの一つに、発信力があげられます。いくら素晴らしい理念や戦略を考えたとしても、それを正確に社員や取引先などのステークホルダーに伝え動機づけすることができなければ絵に描いた餅に過ぎません。自社の発展をするためには、志や念い、様々な経営課題等を伝えることができる経営者へと自己を成長させる必要があります。
「一人の目覚めが、10人やがて100人に及び、100人の目覚めが1000人に及び、1000人の目覚めが会社全体に及んで、社会に及ぶ。」【松下幸之助翁】
志や理念・ビジョン・自社の強みや戦略をステークホルダーに、誰にでも解りやすく伝える力を強化し、口動できる経営者づくりを目指していきたいと考えています。
会社とは何かと問われると、たいていの人は営利を目的とする組織と考えられているかもしれません。大震災やパンデミック等の緊急事態や外部環境の大きな変化が起きている非常時に、最も大切なものは経営理念です。企業経営は意思決定の連続です。「何を守り、何を変えるか」危機を向かえたときに、経営理念を判断基準とした正しい意思決定ができるかどうか試されています。
今一度原点に返り、危機を乗り越え企業を永続させるために、「何のために経営するのか」という熱い念いを経営理念として確立、見直し、浸透を行い、志の高い経営者に成長していく機会を創っていきます。
日創研経営研究会の最大の特徴として、経営理念に基づいて財務諸表をオープンにした経営計画書の発表を通して学び合う点にあります。どのように経営理念が確立し浸透させ、社風・企業文化・人材・製品技術サービスが相乗効果を生み出し利益を創出させるか。目の前にある危機を乗り越え企業を発展永続させるためには、立てた戦略が実現可能な計画になっているか、さらに強化していかなければなりません。また、本年度は、2023年度から始まるであろう新型コロナウィルス関連の特別融資の返済計画の準備をする大切な年になるかと思います。
念いをかたちにするだけではなく、資金分析や採算計算まで数字にコミットし、利益計画から資金計画まで立案できる数字に強い経営者づくりを目指します。
日創研の可能思考研修を受講してから2年後、27歳で創業してから幾度もの苦難に遭遇し、その度に共に学ぶ仲間からの激励やアドバイスによって今日まで学び続けてくることが出来ました。
たくさんの苦難や痛みを知る私が、この逆境の時代に大役を与えられたことに深く意味があると感じております。新型コロナウィルスの出口が未だに見えない時代ではありますが、姫路経営研究会全員が一丸となってチームワークに磨きをかけ、可能思考メソッドで培った「できる思考」でわがまち姫路と兵庫の魅力を存分に発揮するための準備を進めることで、姫路経営研究会のさらなる組織強化と活性化につなげていきたいと考えています。そして、仲間に寄り添い、暗闇の中を照らす灯台のような存在になれるよう、自らが率先して学び続け姫路経営研究会の活性化を図ってまいります。
「苦しい時こそ思い出せ!共に勝つ!」会員諸兄皆様の力強いご協力、ご支援を心よりお願い申し上げます。