2013年度会長方針

経営者のための「実践的な学び舎」となろう!

日創研姫路経営研究会
会 長  赤鹿 保生

はじめに

平成24年7月度の兵庫県景気動向を「持ち直しの中、足踏みが続いている」と発表しました。多くの経済アナリストは、“景気は持ち直している”と分析しています。確かに一部の業種の震災復興需要は依然続き、短期的に需要は増加しています。しかし多くの中小零細企業は、原材料の高騰や市場の価格競争の激化により、相変わらず厳しい経営環境を強いられております。2014年4月から導入される消費税引き上げによる駆け込み需要に期待が高まっております。しかし2015年以降の駆け込み需要が一巡した時の冷え込みは、地デジやエコポイントの事例を見ても明白です。あくまでも一過性のこの需要があるがゆえに、その後の対策を準備できるか否かが、当面多くの企業に課せられた課題であると考えます。

平成23年11月9日、日創研姫路経営研究会は47名の同志の熱き志の元、全国で55番目の経営研究会として誕生しました。このスタートダッシュの勢いに押されるように1年が経過しました。設立当初と比較すると、現在の活性度合いは早くも安定期に入りつつある様に感じます。例会出席率や会員拡大数など、設立当初の勢いからすると聊かスピードダウンも否めません。2年を迎える本年こそ、姫路経営研究会本来の組織の実力を発揮し、良き会風を醸成しなければなりません。

日創研姫路経営研究会の最大の魅力は、同じ志をもった仲間同士が、会長の年度方針に沿って、各委員会に分かれてその専門分野の事業を実施し、ひとつの目的を達成しようと努力する点です。そのプロセスからは、実に様々な事を学び、自社の企業マネジメントに生かす「実学」であるという点です。

今こそ、他の団体には成し得ない実践的な学びの機会が求められると思います。

今後の益々悪化する経済環境を見据え、安易に価格競争に巻き込まれない自社の強みを生かす経営にシフトしていくための「実践的な学び舎」となる必要があると確認します。

兵庫県西部の中小企業経営者にとって、他の団体では学びえない経営研究会らしい実践的な学習機会を創造して参ります。

 

方針1「委員会の活性化から組織力アップ!」(委員会運営方針)

多くの一般メンバーにとって最初に関わる組織は各委員会です。経営研究会の活性化は、各委員会の活性化によって大きく影響します。明確な目的意識と、的確な役割分担、そこから生まれるチームワークによって、事業の成否が決まるといっても過言ではありません。委員会本来の役割は、定期的に委員会を招集し、年間事業計画を企画立案から委員会メンバーで協議し、メンバー全員で事業を成功させ、目的を達成させることです。更に本年度の取り組みとして定期的に公式教材を活用した勉強会を開催し、互いの価値観を共有し認め合う事で、委員会メンバーの絆を深めて参ります。入会後間もない会員さんや仕事の関係で中々参加できないメンバーに活躍の機会をつくり、チーム全体で組織力を発揮しましょう。委員会の最終ゴールは、いかにメンバーを組織化し活性化させる点にあります。それには委員長マネジメント力、委員会スタッフのリーダーシップが何より重要です。

2013年度の日創研姫路経営研究会は、「委員会の活性化から組織力アップ」を目指します。

 

① 「毎月の各委員会開催」……委員会協議と、理念と経営の勉強会を隔月開催により、委員会のチームワーク向上と新入会員の受け入れを強化する。

② 「役職者こそ率先垂範」……執行部、理事、役員は率先して研修参加・アシスタントなど積極的に学ぶ……(TTコース目標5名)

③ 「例会出席率目標75%」

 

方針2「基盤整備と活性化により“良き会風をづくり”」(総務委員会)

歴史の永い組織や会社には、伝統や風土があります。それは決して短期的につくられたものではなく、永い歴史の中で多くの熱き人々の情熱によって繰り返し見直され、今日に立派な仕組みになって習慣化されたものです。2012年から導入された会員褒賞制度や新入会員オリエンテーションなどの各種事業。組織を活性化させ、健全に成長するためにもはや必要不可欠な事業です。新しい仲間に暖かく受け入れ、頑張った会員に心から承認と拍手が送る仕組みです。これらは、「人を大切にする“姫路らしい暖かい文化”」です。また、設立初年度、総務・事務局業務の多くは組織のプラットフォームづくりに多くの労力を費やしましたが、今だ手探りの状態がから脱していません。これらを早期に標準化し、会務機能の更なるレベルアップを目指したいと思います。姫路らしい温かな文化と、システマティックな要素を融合し、良き会風を醸成しようではありませんか?

2013年姫路経営研究会は、「基盤整備と活性化により良き会風を作り」に取り組みます。

 

・事務局業務、理事会運営の全般

・組織活性化に向けた褒賞制度の構築(拡充)

・新入会員オリエンテーション開催

・総務・会務業務の運営マニュアル(標準化)の作成

 

方針3「組織増強とブランディング」「(拡大広報委員会)

私たち経営研究会は「共に学び、共に栄える」の理念の元、会員同士の経営力を育みながら内部の充実を図り、志を同じくする仲間を増やし続ける事で、活性化した健全な組織を維持しています。言い換えれば、企業にとっての営業活動が、経営研究会にとっての仲間づくり(会員拡大)と言えるかもしれません。時代に合った手法をいかに戦略的に実行するかがカギになります。昨今、「待ちの営業」だけでなく、積極的なプロモーションの必要と感じます。多くの優秀な企業が、自社の知名度やブランドイメージを高めるためる事で信頼度が増すように、我々経営研究会も地元での存在感を高め、ブランディングに取り組む必要性を感じます。

2013年度姫路経営研究会は、「組織増強とブランディング」に取り組みます。

 

・会員拡大の目標達成への仕組みづくり(20名の達成)

・積極的マスメディアへのPR(例会、勉強会など)

・2013年度HPの作成、運営

・「全国大会(仙台)の積極参加」……(目標…20名)

・「会員拡大数目標20名」

 

方針4「時代を乗り切るためのマネジメント能力向上」(リーダーシップ委員会)

「職場は一将の影」という言葉があります。2010年日本航空の経営破たんから2年、再建は不可能と言われた3万人余りの巨大組織が、2000億円の赤字企業からたった2年で過去最高益を生み出す会社に生まれ変わりました。痛みを伴う改革もその要因ですが、リーダーが変わると僅か2年で巨大組織の習慣をも変えてしまう点が何より素晴らしい事例だと思います。外部環境が厳しい昨今、我々経営リーダーに求められるマネジメントの能力は、年々より高水準になっていると感じます。組織のリーダーとして、トップマネジメント、ミドルマネジメント、ロワーマネジメントを発揮し、実務のPDCAサイクルを回し続ける事で、結果をつくる為の王道のマネジメントを習得したいものです。

2013年度姫路経営研究会は、「時代を乗り切るマネジメント能力向上」に取り組みます。

 

・経営者自身のマネジメント力の強化になる事業

・13の徳目朝礼の現状調査と普及活動事業

・6月特別例会の開催

 

方針5「自社の使命を探求する旅」(経営理念委員会)

日創研経営研究会の特徴の一つに、経営理念をとても大切にしている点があります。

会員企業に経営理念の浸透を目指すだけでなく、経営研究会自身にも明確な理念を持っている点が素晴らしいと思います。松下幸之助翁は、経営戦略は付帯条件で、経営理念の確立こそ、絶対条件と言い切っておられます。どんな会社にもそれぞれの存在価値や使命があると思います。価値や使命を明らかにする事で、自社の将来のビジョンが明らかになると確信いたします。使命感を持って、未来志向の企業には、自ずと社員さんや関係者が調和され、良い社風に繋がります。既に経営理念を確立している企業も、まだ経営理念を確立されていない経営者に理念づくりのきっかけになる機会を創造して参ります。多くの会員企業にとって、経営理念の確立や見直しのきっかけづくりに繋がる事業展開をしてまいります。2013年度姫路経営研究会は、「自社の使命を探求する旅」を企画して参ります。

 

・経営理念深堀のための学習機会の提供

・月刊「理念と経営」の社内勉強会の普及事業

・ありがとう経営の具体策の研究

 

方針6「自社の経営戦略を構築する機会の創造」(経営戦略委員会)

日創研経営研究会の魅力の二つ目には、やはり経営計画書を通じて勉強する点だと思います。毎年、全国経営発表大会では会員同士が自社の経営計画や財務資料をオープンにして学び合う機会があります。発表企業のSWOT分析から戦略や人材育成など経営者としての判断基準や方針を学び合い、ストレートにアドバイスや意見交換が出来る実践的な学びが特徴です。2014年の消費税の駈け込み需要は確かに大きなチャンスがあります。一方、駆け込み需要一巡後を空洞化は大きなリスクと言えます。このリスクを今から見据え必要な戦略(準備)を建てる必要があると強く感じます。自社の強みを生かす戦略を立て、より多くのメンバーが経営計画書から多くの経営戦略を磨くキッカケを作ってまいりたいと思います。

2013年度姫路経営研究会は、「自社の経営戦略を構築する機会の創造」を行います。

 

・月刊「理念と経営」の経営者の会の各委員会運営

・経営計画書の作成(現状65%)の推進と勉強会の開催

・全国経営発表大会の案内告知……(全国経営発表大会=目標15名)

 

終わりに

設立後1年余りを経過して、我々姫路経営研究会の周囲の期待値の高まりを痛感しております。昨年より更に上回る高い行動力と成果が求められます。

兵庫県の中で、最も中小企業に近く、もっとも実践的な学習に近い会を目指す事で、我々の仲間は更に増え続けると確信しております。「実践的な学び舎」を意識し、10年後の“姫路らしさ”をイメージする心地よい会風を我々自身で醸成して参ります。

会員諸兄の力強いご支援・ご協力を心よりお願い申し上げます。

会長 赤鹿 保生
事務局長 喜多村 泰三
副会長 城 伸幸
副会長 玉田 尚之
総務委員長 藤井 一博
拡大広報委員長 藤本 和敬
リーダーシップ委員長 松本 識史
経営理念委員長 今宿 良昭
経営戦略委員長 田中 勇一