2017年度会長方針

2017年度日創研姫路経営研究会会長方針

日創研姫路経営研究会
会長 藤井 一博

「一人ひとりにとって価値ある経営研究会を目指す」
100%黒字化の推進!!業績向上に執着しよう!

はじめに
日本経済は、先行き不透明感から外需は強さを欠き、内需も世界経済の動向が無視できなくなっています。個人消費低迷が長期化している状況においても、日銀のマイナス金利政策などを受け、現在、好条件での資金調達が比較的容易な企業もありますが、今後は国債発行や米国金利の上昇などが金利押上げ要因になることは目に見えています。全国経営発表大会においても、崖とまで表現された極端な景気の減速はオリンピック開催の2年前の2018年であることが共通認識とされました。
前年度は来る景気の減速に備え、危機感を持ってバランスシートを意識した経営を再認識していただく為の方針としました。ただ、理想とするバランスシートは数年単位の長期的な取り組みとなることに加え、人材育成にも時間がかかります。ありがとう経営を実践しているレクチャラーから学び取ることができる、我々中小企業の経営のコツは総じて「人による圧倒的な差別化した強みを成長市場(成長分野)にぶつけるしかない」です。手間暇かけて築き上げたものは同じ時間をかけないと真似できません。そういった絶対差を生み出す人材育成の積み重ねが、業績向上に向けた一番効果的な取り組みであることは言うまでもありません。
しかしながら、数年後に中小企業受難の時代を向かえることがわかっていて、経営の土台づくりである社風やメンテナンスのみ注目していていいのでしょうか?業績向上に執着し安定させて即効性のある具体的な方策を生み出し続け、即成果が出る行動も必要なのではないでしょうか?
会員企業が経営研究会に求める存在意義は自社の業績が上がることであり、一番の会員満足に繋がります。そして、それが評判となり入会企業が増え、更に学びの仲間が増えることで相乗効果を生む。学んでいるものとそうでないものとの間に絶対差が生まれ、それが所属の魅力となるような経営研究会を目指します。そのことが一人一人にとって経営研究会の価値だと確信しています。そのために経営者幹部自らが外部環境にもっと立ち向かいアイデアを出し、即効性がある業績向上の学びを実践する一年にしていきましょう。

●2017年度 会長方針
方針1)業績向上に向けた即効性のある学びの共有(委員会運営)
方針2)交流を通した会員が求めている学びの内容把握と実践(総務委員会)
方針3)魅力ある事業の発信とWEBを活用した情報ツールの活用(拡大広報委員会)
方針4)結果が出せる組織のための幹部育成(リーダーシップ委員会)
方針5)数字に結びつく経営理念の研究(経営理念委員会)
方針6)自社の成長度合いに則した経営計画書進化プランの実践(経営拡大委員会)

定量目標①:例会の平均出席率:85%以上
定量目標②:会員拡大:会員数100名の達成
定量目標③:13の徳目朝礼導入率:90%以上
定量目標④:「理念と経営」社内勉強会導入率:70%以上

方針1)業績向上に向けた即効性のある学びの共有(委員会運営)
本年度の方針は即効性を前面に出していますが、13の徳目朝礼や理念と経営社内勉強会などの人財育成の取り組みの優先順位を下げると言っているのではありません。導入に関しての働きかけは、リーダーシップ委員会、経営理念委員会ですが、導入後の悩み相談やフォローアップは各委員会で行います。公式教材の活用はありがとう経営実践の要です。また、そのことに加え本年度の委員会では業績向上に向け即効性がある情報やアイデアの交換を実施し即行動に結びつけていきましょう。例年に引き続き上記を切り口にした委員会勉強会を実施します。

方針2)交流を通した会員が求めている学びの内容把握と実践(総務委員会)
前年度総務委員会では、「座談30」の内容にテーマを決め、褒章対象とすることで更なる活性化を試みました。座談30は他地区の経営研究会に類を見ない退会者防止に奏功している活動です。本年度も会の活性化の中心的位置づけです。その交流をとおして会員が求めている学びの内容をとりまとめをし、その答えを企業事例から学ぶ会員企業訪問事業を企画します。一般社員さんにも参加を促し会社ぐるみで交流をし、学びの場を提供します。現場の社員さんが気づくことが業績向上への近道です。また、財務勉強会も実施します。財務は経営にとって必要不可欠な知識の一つでありながら、学ぶ機会は意外と少ないものです。これらを提供することにより「一人ひとりにとって価値ある経営研究会」の実現に一歩近づけると考えます。

方針3)魅力ある事業の発信とWEBを活用した情報ツールの活用(拡大広報委員会)
会員拡大については例年様々な取り組みを試みています。その一つひとつが積み重なって、経営研究会が提供する学びを求めている人に届きつつあると実感しています。そこで本年度は、これまでどおり対象者の情報を入手してこちらから声掛けをするだけでなく、業績低迷に悩みを持つ経営者や人材育成に課題を持っている幹部がWEBを見て、会の魅力に触れ自ら連絡をくださるような魅力溢れる情報を発信します。また、需要と供給の逆転からお客様から選択される時代になり、さらに今後は第4次産業革命により社会が一変することが予想される今、最低でも既存のビジネスモデルをWEBに統合させていく取り組みをスタートさせないと時代の変化に取り残されてしまいます。まずはその手始めにWEBの有効活用の情報提供と導入に向けた勉強会を開催します。

方針4)結果が出せる組織のための幹部育成(リーダーシップ委員会)
姫路経営研究会の事業には多くの会員企業の社員さんが参加してくださいます。本年度はその中でも幹部と共に人材育成の大切さを学ぶことによって結果が出せる組織構築ができるよう事業展開していきます。一年の前半で幹部中心の交流勉強会を開催し、後半には総務委員会の会員企業訪問事業へつなぎ、三位一体に向け委員会を越えたストーリー性のある事業をします。また、本部会長方針では13の徳目朝礼の導入率100%を目指しています。そこに一番近い位置にいるのが姫路経営研究会です。本年度は導入率90%越えを目指します。そしてその高い導入率のあかしとして13の徳目朝礼大会の優勝を目指しましょう。特別例会は毎年800人規模を維持できています。設立6年目、まだまだ会の存在を広く知っていただく機会が必要です。今まで培ったノウハウを活かし深化させる方向で継続します。

方針5)数字に結びつく経営理念の研究(経営理念委員会)
やはりとことん業績で結果を出すことにこだわりたいと思います。それには、これまでの時間をかけて理念を深耕していくということから、理念を実際の数字にどう結び付けていくかの視点に切り替える必要があります。本年度は経営理念が数字に結びついている実例を学ぶ事業と、理念の落とし込みである「理念と経営社内勉強会」を経営研究会で実施します。また、経営研究会メンバーが未導入会員企業を訪問し、一緒に勉強会をするという導入促進事業を試みます。経営理念を数字に結びつける仕組みがあっても社員さんの意識が低ければ成果が出ません。ありがとう経営を実践され業績を上げている企業事例からも、経営理念の浸透には社内勉強会を実施することが近道であることがわかります。社内勉強会導入率70%以上を目指します。

方針6)自社の成長度合いに則した経営計画書進化プランの実践(経営拡大委員会)
これまでは経営計画書づくりを熟知したメンバーが、初めての方をサポートする事業展開でしたが、基本的にはそのスタイルを継承しつつ、中級者はそのレベルでの作成のヒントを、上級者は上級者どうしで情報交換するなどして、それぞれが精度の高いものに進化させる経営計画書作成勉強会を実施します。特に市場分析が要といえます。不十分なままクロッシングをしたために、実行プランが不明確になる場面をよく目にします。クロッシングは言わば企業の羅針盤です。計画書の良し悪しは市場認識にかかっているといっても過言ではありません。また、計画書は作成しているメンバーを対象に「KPI」(重要業績評価指標)プロセス管理を実施します。作りっ放しにならないように、実行の度合いを定量的に示す管理の仕方を実践的に学びます。

終わりに
任期が二年間あることの意味を噛みしめています。一年目の経験を活かし、それを踏まえて再度運営させていただける機会が与えられていることに感謝するとともに、今まで支えてくださった会員の皆さんの期待に沿えるよう理事会構成メンバーと共に全身全霊で取り組む所存です。数年後、中小企業受難の時代が訪れたとしても、愚直に学びを重ねていくことで好業績を維持できていることが競合他社から不思議がられ羨ましがられ、目標とされる企業になる事を目指します。そして、我々全員がそんな存在になっていることが地域の活性化につながり、社会を発展させるのです。会員全員がその状況になる事が目に浮かんできます。