日創研経営研究会は1994年に発足した全国組織の企業経営者の団体です。中小企業向けに研修を提供する日本創業教育研修所で学んだ経営者たちが地元に戻って更に切磋琢磨できるように発足しました。今や全国各地60箇所に約4700名もの会員で構成され、定期的な例会や勉強会を通して「適正利益の確保、人の役に立つ会社になる」事を目的に経営の探求を行っております。日創研経営研究会の魅力は「理念の実現を目指して戦略を学ぶ」点にあると思います。お互いの経営理念や決算、経営方針を開示し、方針を磨き目標に共に向かっていく勉強会があるのが特徴です。そして日創研姫路経営研究会は2011年に兵庫県2つ目の経営研究会として発足しました。歴史は浅いですが、謙虚になり学び続ける事、経営者としての資質向上をしたい経営者を応援している団体です。
個人で経営する事業者も、多くの社員や経営幹部を有する会社の社長でも、結局最後はひとりで多くの重要な経営判断をしなければなりません。抱く悩みや課題は多いものの、お一人で抱えておられる事が多いのではないでしょうか。私ども日創研姫路経営研究会は、会員数83名(令和6年1月現在)のメンバーで活動を行っており、多くの業界の会員で構成されています。よってこの仲間から様々な角度での経営に関する重要なヒントを得られるチャンスがあります。日頃の問題をちょっとしたきっかけで機会と捉えていくこともあり、課題解決に進み出す事もあります。そして学んで満足するのではなく、学んだ事を実践する上で刺激があり、高め合う会風があります。ぜひ一緒に経営の勉強をしましょう。皆様の入会を心よりお待ちしております。
日本の中小企業は約80%が赤字といわれる厳しい経営環境の中で、全国の日創研経営研究会会員に対するアンケートでは83%の会員が黒字経営されています(2019年アンケートより)
社員さんと共に学ぶ場が多くあります。例会のおいても社長・幹部だけでなく毎回多くの会員企業の社員さんが参加されています。例会講師も社員さんにわかり易く語りかけてくれます。またそこで他社の方々と触れ合うことで、学ぶことの必要性を肌で感じて頂けます。
座学ばかりの勉強だけでなく、会員同士のディスカッションや発表の場があり、経営者・幹部として必要な伝える力を磨く機会があります。そして会員が自ら行う組織運営の中で、組織や人を動かす力が身に付きます。
コンサルタントなどに頼ることなく、学ぶ仲間と共に「生きた」経営計画書をご自身で作成できるようになり、更には社員さんと一緒になってより良い会社を目指す経営計画がつくれるようになります。年に一度1200名以上の会員が全国から集い、お互いの経営計画を発表する場があります。
日創研姫路経営研究会は、様々な業種業態の会員が集っております。そのネットワークを活用することで、経営情報を入手したり、人脈を広げていく事で活動の範囲が広く深くなります。そこから会員企業の新たなビジネスも生まれ業績向上に繋がる事もあります。
1996年、兵庫県初めての経営研究会として日創研兵庫経営研究会(以下、「日創研」略)が設立されました。2004年に神戸経営研究会として改名され、神戸・阪神地域の会員企業を中心に活動を展開しながら、徐々に神戸以西にも会員を広げ、現在では70名の会員数(平成23年1月1日現在)を有する団体へと成長を遂げて参りました。広域なエリアである故、兵庫県の東地域(神戸・阪神エリア)から西地域(姫路・播磨エリア)に会員が点在し、近年は西地域の会員が実に全体の約4割を占める状況となりました。西地域から例会等各種諸行事への参加にはその距離の問題も近年表面化しており、ここ数年は兵庫県第2の経営研究会の設立の必要性が叫ばれております。更に近年、この地域には日本創造教育研究所にて経営者としての勉学に励む経営者も増え、わがまち姫路・播磨エリアで、志を同じくする中小企業経営者同士が、互いの経営課題をオープンに話し合う、そんな組織が必要であると考えます。
姫路市を中心とする姫路・播磨エリアは、臨海部を中心に古くから地場産業が、また姫路市中心部は、国宝姫路城を有し商業が盛んで、歴史の古い永続企業も多く、比較的堅実な経営をする企業が多い地域だと思います。しかしながら、近年の中心市街地の空洞化はこの地域でも深刻な状況で、外部環境が目まぐるしく激変する昨今では、これまでの伝統や過去の成功事例だけで経営の舵取りをする事は、到底困難な時代と言えます。
企業自体が外部環境の変化に対応する力が必要であり、そのためには経営者自らが積極的な変化を生み出すための人間的成長が何より重要だと確信しております。
日創研姫路経営研究会は、自らの研鑽を通して自社を活性化させ、ひいては、姫路・播磨エリアに貢献する経済団体になる事を目的に設立いたします。
姫路・播磨エリアにも、商工会議所、経営者協会、青年会議所、中小企業同友会等、様々な経済団体が存在します。姫路経営研究会は、その多くの団体の中でも、最も中小企業に身近な団体で、経営者としての人間的な成長と仕事への健全な価値観を重要視し、経営者・経営幹部・社員が、三位一体に学ぶ事ができる唯一の団体を目指します。
経営理念の追求を目指し、新商品の開発や技術サービスの開発、新市場の創造や人財育成など、我々中小企業経営者が直面する問題を本音で議論し、実践に活かす学びを習得する経営者・経営幹部の人たちの集まりといたします。経営者自身が主体的に業績を向上させる経営力を身につけるために、姫路経営研究会の会員企業が切磋琢磨して学ぶ環境を創りだしていきます。
大きな志を持った人たちが設立した日創研経営研究会という組織。
その「共に学び共に栄える」という理念を運動に代え、自らの企業の活性化を通して、「わがまちの活性化組織(経営研究会)」となって、姫路・播磨エリアに貢献したいと思います。
皆様のご支援、ご賛同を心よりお願い申し上げます。
平成23年3月1日
日創研姫路経営研究会
発起人代表 赤鹿保生