私たちは共に学ぶことを決して忘れてはならない。全ての事柄を学ぶ糧として受け止めてこそ、全ては良い方向に進むと思います。日創研経営研究会の強みは、会員が可能思考研修を受けているということです。素直に自社の欠点を赤裸々に発表し、謙虚にアドバイスを受け、粘り強く努力し続ける会風が特徴です。だから共に学ぶ心が自分の会社を、そしてそこで働く社員さん一人ひとりの家庭、人生を、更にこの社会を繫栄させる源泉になるということを一つの理念が私たちに語りかけているのです。
激動する環境変化に対応するため、イノベーションを起こし新しいビジネスモデルや新商品を開発しなければならないという焦りや重圧が行く手を阻んでくることもあるかもしれません。それでも共に学ぶことを忘れてはならないのです。この会での学びを重ねていくことで、自社の未来の発展に必ずや役に立っていくのです。
自分で調べても解らないこと、苦手なことがあっても諦めずに学び続ける。本当に解らなければ、解る仲間に聞いてみる。自分一人で学ぶのではなく、解る仲間が教え合うことで「共に学び 共に栄える」という理念を行動に代えることができると思います。
姫路経営研究会の設立時に熱く燃やしていた精神を今一度思い起こして、そこに新しい気づきと学びを加えて刷新し、自社の活性化を通して今一度姫路経営研究会を播磨・但馬地域の中で、経営者・幹部・社員が三位一体で学ぶオンリーワンの経済団体を目指したいと考えます。 そして姫路経営研究会の会員全員が、可能思考研修で自らの志に炎を燃やして磨いたみんなの存在価値を今こそ結集し、全国大会in姫路を全員が一丸となって成功させることで、オンリーワンに近づくと確信しています。
さらに本年度、田舞本部会長方針である「具体的に明確に肯定的に『目標』を持つ」 ~どんな条件からでもイエスから始める~に対応し、経営者・幹部・社員が三位一体となって学ぶことができるオンリーワンの経済団体となるために、成果を創り出すための8つの条件を最大限に活用し、次の8つの活動方針の下、姫路経営研究会での体験を通して互いに切磋琢磨して高め合い、イノベーションを起こす経営者を創り出す組織を目指します。
日創研姫路経営研究会 会長松 本 彩 稔
成果を創り出すための8つの条件
姫路経営研究会の理事・役員は、誰よりも増して「良い社風を築き、業績を伸ばしたい」という会員企業の活性化のために、姫路経営研究会設立の想いを胸に、「1つの理念・2つの目的・3つの誓い」を自らが源となって啓発していかなければなりません。啓発とは、周知した上で気づきや理解を提供することを意味します。雇用関係のない経営者・幹部の同志の中で、自らが源となってリーダーシップを発揮し、会社組織の大小にかかわらず人間性尊重を基本とした相互信頼のもと、会員一人ひとりが事業を通じて喜びと生き甲斐を感じながら、能力と個性を最大限に活かせ、安全で健康的に学ぶ事の出来る組織づくりを行いましょう。
委員会運営において、委員会メンバー全員に参加しやすい環境を整えることに心がけることが大切です。委員会内において、理念と経営の勉強会を開催し、経営課題やビジョンについて語り合う場をつくっていただきたいと考えています。素直に自社の欠点を赤裸々に発表し、委員会メンバー全員が社外取締役として意見交換をし、切磋琢磨し合う委員会運営を実践していきましょう。また、意見交換の中で本部研修の受講を促進し、委員会内において学びの共有をすることで参加意欲の向上する委員会にしていきましょう。
いよいよ今年は全国の経営研究会の仲間が集い、姫路の地でマインドイノベーションを起こすべく雄叫びを上げる時が来ました。姫路の魅力と姫路経営研究会の底力を発信するために、会員が100%参加で一丸となってチームワークに磨きをかけ、可能思考メソッドで培った「できる思考」でわがまち姫路と兵庫の魅力を存分に発揮しましょう。
中小零細企業がイノベーションを起こすことは、決して容易ではありません。「今こそイノベーション!同志よ!雄叫びを上げろ!」の大会テーマを最大限に表現し、播磨の偉人と実務者から革新に目覚め、行動を誓う日をこの姫路の地で創り上げ、姫路経営研究会のさらなる組織強化と活性化につなげていきたいと考えています。
コミュニケーションの活性化は、会員の退会防止に繋がるだけでなく、日創研を通して出会った「縁」を最大限に活かしていくことで、何ものにも代えがたい経営資源となります。事業のハイブリッド開催により、希薄になった会員同士のコミュニケーションの溝を埋める仕組みとして、座談30(20)を2024年度も継続して実施し、自社の経営課題についてディスカッションをしていただきたいと考えています。
また、新入会員と既存会員とのコミュニケーションを図りながら、会運営や本部研修について学ぶ機会をつくることで、会に対する帰属意識を高めていきます。
2023年度に実践したトライアルを通して、6名の方々が共に学ぶ仲間として参画してくれました。2024年度も引き続き入会トライアル制度を導入していきます。今年度は歴代会長を中心とした理念と経営の勉強会との連携をさらに強化し、企業事例や会員企業の体験を通して共に学ぶ仲間としての気運を高めていきましょう。
また、可能思考メソッドを基軸とした私たち姫路経営研究会の学びや活動を、県内はもちろんの事全国に発信することで共に学ぶ仲間を募り、設立の精神にある活性化組織を目指していきます。
経営研究会の存在理由は、地域に認められる強くて社風の良い会社をつくることです。外部要因に恵まれれば、多少経営の腕がお粗末でも売上も利益も出ますが、外部環境は自分たちの手で変えることはできません。現在は、コストプッシュ型インフレに加えて円安が追い打ちをかけ、さらに物価高が進んでいくことは避けることができません。外部環境に恵まれない時、逆風の時に頼りになるのは、自社の強みを活かした取り組みから生み出される利益である。
逆風の時、リーダーのマインドイノベーションと王道のマネジメントを追求実践することで、オンリーワン企業となる土台をつくります。そして、他経営研究会との交流勉強会を通して新たな仲間と共に学ぶ機会を創造し、組織力強化をしていきましょう。
また、13の徳目朝礼の導入率を高めることで、リーダーのみならずミドル・ロワーのマインドイノベーションにもつなげていきます。
外部環境の変化が激しく何が起こるか予測不能な時代がやってきています。逆風が吹いている時には、やはり経営理念の確立と浸透が大切になってきます。創業者の念いは変らずとも、環境の変化と共に経営理念を見つめ直す必要があると感じます。理念がまだ確立していないという会員にも、経営に対して大切にしている考え方や生き方があると思います。言語化できない念いだとしても、共に学ぶ仲間と共に語り合い磨き合うことで、経営理念の確立を図っていきたいと考えています。
そのために、公式教材を経営資源として最大限に活用し、社長力・管理力・現場力を鍛えていく場を提供していきます。苦しい時こそお互いが本音で企業経営の在り方をアドバイスし合い、逆境を乗り越えるためにも叱咤激励し合う時だと考えます。
日創研経営研究会の最大の特徴は、経営理念に基づいて財務諸表をオープンにした経営計画の発表を通して学び合う点にあります。企業における現状の問題点を解決し、増収増益を計るには経営計画書の作成が欠かすことはできません。しかし、外部環境の変化が激しい現在において、経営計画書を作成している会員は70.6%と低迷しており、姫路経営研究会の会員全員が共に勝っていない状態にあります。経営計画書を全会員が作成し、業績を上げる経済団体としてオンリーワンを目指します。
姫路経営研究会は、可能思考で共に学んだ仲間が集う光り輝く団体です。目の前の仲間は自分の鏡として捉え、「共に勝つ」ために本気と援助を全力で仲間に与えることで、活性化し続ける経済団体に育てていきましょう!
会員諸兄皆様の力強いご協力、ご支援を心よりお願い申し上げます。